日本語教師になるまで②
私は現在、日本語教師を目指し、日本語教師養成講座に通っています。
「日本語教師になるまで」では、【日本語教師に興味がある】これから【日本語教師の養成学校に通おう】と考えている皆さんに参考になればと思い、日本語教師養成学校や、授業の様子、私が学んだ知識を書いていこうと思っています。
前回は、私が日本語教師を目指すきっかけについて書かせていただきました。
前回の記事↓
なる方法についてまとめてみました。
こちらが目次↓
１、日本語教師とは
日本語教師とは、日本語が母語でない人に 日本語を教える仕事です。主に、外国人を
相手に日本語を教えることが多いです。
日本語を学習する人には、留学生、ビジネスマンやその家族など、小さな子供から大人まで、さまざまな人たちがいます。
「日本の大学で勉強したいから日本語を習得したい」「買い物など日常生活で困らないようにしたい」「日本のアニメやマンガをもっと楽しめるようになりたい」
ーそれぞれの学習レベルとニーズ（学ぶ目的）に合わせて日本語を教えます。
２、どんな場所で活躍しているの？
日本語教師は世界各地で活躍しています。国内・海外の日本語学校、大学、専門学校、小中学校、企業、オンラインスクールなどなど、働く場所はいろいろ。
３、日本語教師の現状
文化庁の調査によると、平成29年度の国内の日本語学習者は約24万人で過去最多を記録。「留学生30万人計画」や「外国人技能実習生制度」などの政策を背景に今後も日本語学習者は増えることが予想されています。それに対して教師の数は不足しているのが、現状です。
４、日本語教師になるには？
日本語教師になるにあたって、現在のところ、資格は必ずしも必要ではありません。
また、日本語を外国人に教えるというと、「外国語を話せないといけない」というイメージがありがちですが、実は話せなくても大丈夫なんです。
皆さん、小学校のころの英語の授業を思い出してください。
ALTと呼ばれる外国人の先生は、英語を日本語で教えていましたか？
ALTの先生は英語で英語を教えていませんでしたか？
日本語教師も同じで、「直説法」という教授法で教える場合は、日本語が話せれば問題ありません。でも、やはり、他の言語が話せたほうがメリットは多いです。
国内の日本学校の求人では、文化庁が告示した要件に基づいて、以下の条件が求められていることが多いです。
①大学・大学院で日本語教育を専攻または副専攻で学び、単位を取得した人
②日本語教師養成講座で420時間以上受講し、修了した人
③日本語教育能力検定試験に合格した人
５、補足
とある日本語学校に勤める先生のお話を伺ったところ、日本語学校の場合、日本語を教えること以外にも、学校の事務業務、学生のビザ申請やアパートのお世話など生活支援といったお仕事もあるそうです。
私なりの見解ですが、日本語教師は異業種の経験を活かしやすい仕事ではないかなと考えています。
「日本で働くために日本語を学ぶ」という人もかなりいます。単に日本語を教えるだけでなく、ビジネスマナーや業界の慣習、その業界に必要な知識なども一緒に教えたり・・・といった形で役立てそうだなぁと思いました。
６、おすすめの本
日本語教師を目指す方は必見です。
【日本語を教えよう！2020】
今回、記事を書くにあたって、参照しました。
現役で活躍されている日本語教師の方々のインタビューを、各学校の先生ごとに読むことができます。仕事内容ややりがいはもちろん、気になるお給料のお話など、生の実態を知ることができるので、一度は読むのをおすすめします。
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日本語を教えよう！（2020） 国内の日本語学習者は過去最高の24万人 外国人に日本語を教えたい人のための完全ガイド （イカロスMOOK）
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【復刊 日本語】
私が通っている養成講座の先生がおすすめしてくれた本です。日本語教師についてももちろんですが、それらを取り巻く法律や外国人が求められている業界についても詳しく書かれているので、要チェックです！<
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７、参照サイト・参照文献
今回の記事では、以下のものを参照・参考させていただきました。
・文化庁 平成29年度国内の日本語教育の概要（最終閲覧日：2019年9月27日）
・『日本語を教えよう！2020』イカロス出版,2019.7,162pp
・養成講座の先生方から伺ったお話
